JICのESLコースには、「IB ESL」と「PS ESL」の2種類のコースがあります。
こちらの記事では、IB ESLについて詳しく解説していきます。
IB ESLは、Intensive Basicの略で、英語がほとんど話せない超初級者の学生向けに作られた、サバイバル英語習得コースになります。
IB ESLのコース内容
IB ESLの授業の種類とコマ数
ライトかスタンダード、どちらかのプランを選ぶことができます。ライトとスタンダードの違いは通常1:1のコマ数の違いです。
レッスンタイプ | ライト | スタンダード |
通常 1:1 | 2コマ | 4コマ |
IB ESL専用 1:1 | 2コマ | 2コマ |
通常グループ | 2コマ | 2コマ |
合計 | 6コマ | 8コマ |
通常1:1クラスは、レベルに合わせた教科書を使って行う授業です。学校側がレベルテストの結果に合わせて教科を割り振ります。
IB ESL専用1:1は、IB ESLでのみ受講できるJICのオリジナルプログラムです。Read Aloud(音読)とSpeech Builidingという専用クラスを受講できます。詳しい解説はこの次のトピックで行います。
グループクラスは、英文法クラスと発音クラスの2種類となります。グループクラスの人数は、1クラス平均5〜7名程度です。
英文法 | グループで基礎英文法を学びます。英語の基礎を身につけるのに有効です。 |
発音 | グループで発音矯正を学びます。発音及びリスニング強化に有効です。 |
スパルタ制度を採用
また、IB ESLは、スパルタ制度を採用しているコースです。スパルタシステムは、以下の内容になっています。
平日の外出 | 可能 |
平日の門限 | 19時 |
単語テスト参加 | 必須(19:30〜) |
自習の参加 | 必須(20:00 ~ 22:00) |
スパルタシステムでも平日の外出自体は可能です。ただし、単語テストと自習への参加が必須になっているため、平日外出する場合は19時が門限になっています。
※IB ESLの方は、セミスパルタ制度は選べません。
IB ESLコースのみで受講できる専用レッスン
IB ESL 最大の特徴は、以下のIB ESL専用のマンツーマンクラスが受講できる点です。
Read Aloud (音読クラス)

音読を通して発音矯正や読解力の強化が行えます。
トピックに関して自分の意見を述べる質問もあり思考力やスピーキング力が鍛えられます。また、日常会話で使えるイディオムや単語も学ぶことができます。音読は録音され、講師は音源をもとにリーディングや発音の指導も行うため効果的な学習が可能です。
超初心者の方はいきなり「スピーキングをしましょう」と言われても基礎がないのでコミュニケーションを取るのは困難です。音読の授業であれば、単語やフレーズのインプット、読解力の強化、発音強化、内容に関する感想や意見を述べることによる英会話のアウトプットなど、少々受身な姿勢でインプットをアウトプットをバランス良く行えるというメリットがあります。
Speech Building

スピーチを通して実践英語のアウトプットが行える教科書です。
スピーチといっても難しいものではなく、日常会話で使える会話文を学んでいくイメージです。様々なテーマに沿って自分の考えをアウトプットする訓練が積めます。
短い内容のスピーチから始まり最終的には数分に渡る長いスピーチができるよう鍛えていきます。スピーチは録画され、講師は動画をもとに指導を行いますので効果的な学習が可能です。
IB ESLとPS ESLとの違い
「IB ESLとPS ESLは、具体的にどう違うの?」と疑問を持たれる方も多いと思うので、簡単に解説します。
比較 | IB ESL | PS ESL |
レベル | 超初級者向け | 初級、中級者向け |
ゴール | サバイバル英語力の習得 | 論理的スピーキング力の習得 |
特徴 | ・IB ESL 1:1が受講可能・基礎英語力を身につける | ・PS ESL 1:1が受講可能・スピーキングを特に強化する |
専用クラス | ・Read Aloud(音読)・Speech Building | ・Discussion & Debate・Presentation |
スパルタ・セミスパルタ制度 | スパルタ制度のみ | スパルタかセミスパルタを選択可能 |
IB ESLは、英語がほとんど話せない超初級者向けに作られたコースです。
そのため、IB ESLの専用クラスでは、音読を通してインプットやアウトプットをバランス良く行えるRead Aloud(音読)や日常会話で使える語彙やフレーズ、パターンが学べるSpeech Buildingという専用クラスを設置しています。
一方、PS ESLは、ある程度英語の基礎力がある初級者、中級者向けに作られたコースです。具体的には、「簡単な日常会話のコミュニケーションはできる(例えば買い物や街中で道を尋ねるなど)けど、具体的な深い話がまだできない」といったレベルの学生がより論理的に英語を話せるようにトレーニングするコースです。
そのため、PS ESLの専用クラスでは、Discussion & Debate、Presentationといった論理的なアウトプット能力を強化できるトレーニングが詰める内容になっています。
IB ESLはこんな人におすすめ
IB ESLは、以下の項目に当てはまる人におすすめです。
- ほとんど英語が話せない超初級者である。
- まずは英語の基礎から学びたいと思っている。
- 単語テストや自習など強制された環境で学びたい。
また、IB ESLとPS ESLは値段が同じなので、コース変更も容易にできます。なので、例えば8週間の留学期間があるなら、初めの4週間はIB ESLで学び基礎力を身につけ、最後の4週間でPS ESLにコース変更しスピーキングをさらに許可するという組み合わせ技もお勧めです。
こちらの記事がコース選びの参考になれば嬉しいです^^